INTERVIEW
松永 紘季 / Koki Matsunaga
元自衛隊幹部の新人生伴走コーチング

経歴
大学卒業後、海上自衛隊に入隊し、24年間幹部自衛官として勤務。護衛艦に乗っての海上勤務の他、防衛省での防衛政策、情報業務、学校教官、シンクタンクでの研究員等を歴任。訪問国は50カ国に及ぶ。
47歳の時、子供の不登校を機に、妻から「山梨に移住したい。フリースクールで伸び伸び子供を育てたい。自衛隊を辞めないなら離婚する」と迫られ、退職を決意。次の仕事の準備もないまま、家族全員で山梨に移住。
以後何をしていいのか分からない、自分の価値とはといった疑問で迷走しつつ、投資用不動産会社にて自衛官向け新規事業の開発及び営業に従事。それまでの自衛官としてのマインドや文化と一般社会・民間での相違に学びを重ね、実績を重ねる。その後、施設マネジメント会社での公共事業参入、AI交通誘導警備システムの導入、広告会社の新規事業開発・営業改善など、複数の会社や事業を経験。
現在は、転身に伴う経験と学びを基にキャリア転換者を主対象としてライフコーチングを提供している。また合わせて法人・個人に対する固定費削減・収益拡大に関するアドバイザーとして代理店営業を実施している。
Q. 現在の個人事業主としての活動について教えてください。
現在は、ライフコーチとして活動しています。
ストレスクリアコーチという登録商標のあるコーチングメソッドを使い、クライアントの課題を解決し、新たな現実を創造していくメンタルサポートをしています。
それと並行して、実務面では「固定費削減・収益拡大アドバイザー」として活動しています。具体的には、独立・起業を目指す方や法人に対し、開業資金の調達サポート、集客の仕組みづくり、通信費などの固定費削減提案などを行っています。今後労働転換が難しくなる時代の中で、公務員等のいわゆるツブシの利かない職業人で新しいキャリアに踏み出す方が、経済的にも精神的にも安定して走り出せるよう、一人ひとりの状況に合わせた物心両面の伴走型支援を提供しているのが私の活動の特徴です。
Q. 活動のきっかけを教えてください。
私がこの活動を始めたきっかけは、自分自身が民間社会で文化やマインドのギャップの違い、ビジネス社会への適応に苦しんだ経験にあります。
海上自衛隊で24年間、いわゆるエリートコースを歩んできた私は、「民間企業に勤務してもそれなりになんとかなる」と思っていました。しかし、一歩外に出ると私は社会人1年生でした。
名刺交換をしたことがない。お客様と笑って話したことがない。履歴書を書いたことがない。電話で「お疲れ様です」と言うことも知らなかった。1社目では自衛官向けの投資用不動産営業を始めましたが、最初の1年間、1件も契約できませんでした。
ありがたいことに営業の天才のような同僚のサポートを受けることができたのですが、商談のたびに2〜3時間説教される有様。その方は、商談時、お客様の後ろから私に必死でサインを出していました。
商談後に言われたのが、
「顔が怖い」
「正しいことを一生懸命伝えたら売れるわけではない」
といった言葉でした。
私は、「私が言っていることは正しいんです」と一生懸命説明していました。当時は、相手の気持ちや、相手が自分ごととして考えてくれるかどうかが大事だということが、全く分かっていなかったんです。長年にわたる自分の思考や行動様式を変えるのは大変ですが、これができないと上手く行かないということが分かりました。しかもこれに気づくこと自体が難しい。
気づいてから、不動産で営業ができるようになり成果が出るようになりました。その思いが私の今の活動の原点になっています。
Q. 現在大事にされていることを教えてください。
長年自衛官として勤務するにあたっては、「国家を防衛する」という崇高な理念と組織目的があって、国の代表として身分や地位を与えられ、経済的にも保障されて勤務をさせてもらっていました。そして組織目的を達成するためにある意味、周囲の人を「役割」で見てきたところがありました。なので、役割の一つである私も、「正しい」役割を果たし、相手にも役割を果たしてもらうことを主に考えていました。自分と他者の評価の優劣も重要でした。そして、経済、お金のことは考えなくていい。自分はお金に左右される人間ではない。そんな気持ちもありました。それは自衛官としては大事なことだったと思っています。
でも、民間に出てビジネスの世界に出ると、価値観も立場も違う様々な方がいて、正しさというものはない。競争してもあまり意味がない、また困った時には多くの人の支援も受けました。そこで気づいたんです。競争するよりも、お互いの利益を見出して、人間としてお付き合いしていくことの方が大事だと。
人は慣れ親しんだ環境の中で、一定の生きる前提を持ってしまいますし、その枠に苦しんでしまうことが多い。なので、コーチングでもビジネスの提案でも、相手の方の大事にしている気持ちに寄り添いつつ、前提に気づき、新しい現実を創っていくお手伝いをする、そういう想いでコーチングやビジネスの提案をしています。
Q. 今後のビジョンについて教えてください。
私のビジョンは、50代で定年を迎える自衛官の方々や、時代の変化の中で行き場所を失いそうな方々が、誇りを持って再出発できる環境を整えることです。生成AI時代の到来により、従来の働き方が通用しなくなる中で、多くの方が会社員ではなく独立・起業をしていく時代になると考えます。この変化は、これまでの車社会の到来や石炭から石油の時代への変化よりは、スピード的にもまた変化の幅でも全く異次元のものになります。そうした時代に生き方を変えることに挑む方たちが、望む方向を見出しスムーズに走り出せる総合的な支援を提供したいと考えています。
そして、その先にあるのは社会への大きな貢献です。社会の変革に対する対人支援になるので、最終的には、政治の仕組みから社会に大きく貢献したい。
国を守るというかつての自分の職業理念は、自衛隊という組織から民間の社会へと場は変えましたが、幼少期から抱いていた弱い立場の人たちの役に立ちたいという志の延長として、変革期の荒波から人々と社会を守るという形で実現していきたいと考えています。
メッセージ
今、生きづらさを感じている人が多いと思います。キャリアを変えなければいけなくなった人、退職した人、転職を考えている人。そんな方々に伝えたいのは、少し立ち止まってほしいということです。
生成AI時代になり、生産性や効率性、使っている技術やスキルが非常に高度になっています。キャリアを変える時には、スキルのレベルを追いかけるだけでも大変です。マインドやメンタルの面でも、準備が問われる時代です。
理論的なことや知識だけをポンと言って、うまくできるならそれでいい。でも、本当に心の気持ちまで寄り添ってアドバイスをして、進めるように整えてあげることができるのは、私だと思っています。
私自身、民間ビジネスへの転身も、5人の子育てや離婚、挫折も、すべてを経験してきました。
もし私の経歴や想いに共感していただけるなら、ぜひお声掛けください。すでにキャリアを変えてしまった方でも、すでに進む道を変更した方でも、まずはお話しさせていただけたら嬉しいです。
酸いも甘いも知る松永さんだからこそ、誰よりも多方面の悩みに寄り添い、未来を一緒に切り拓く、心強いサポーターだと感じました。
松永 紘季(まつなが こうき)
生まれ 1970年
活動拠点 山梨 / 東京
元自衛隊幹部の新人生伴走コーチング
1億2000万人の月曜日を豊かに
ずっと支えてくださるお客様を、何より大切に
自分が心から良いと思える情報提供を
感動を届け続ける
心に余裕をウミダス 