INTERVIEW
田島 昭太 / Shota Tazima
ずっと支えてくださるお客様を、何より大切に

経歴
高校卒業後、18歳で大手鉄鋼メーカーに入社し、その後、製造ラインのオペレーター、検査員、物流管理を経験。21歳でグループの中核企業に出向し、3年間物流管理に従事したが、23歳で体調を崩し、鹿児島に帰郷。
専門学校で学び直すことを決意し、消防設備士、電気工事士、冷凍機械など3つの国家資格を取得。その後、総合商社の子会社に入社し、電気設備管理や総合職など幅広い業務を担当。33歳で課長に昇進したが、病気を発症し、医師から退職を勧められる。
1年間の療養を経て、副業として動画編集を開始。わずか4ヶ月で月20万円を稼ぐようになり、業務委託を5人を雇うほどに。現在は、個人事業として130社が参加する経営者コミュニティを運営し、法人事業としてBAR経営、アポイント代行、採用支援、資金調達・M&Aサポートを展開している。
Q. 現在の個人事業主としての活動について教えてください。
個人事業としては、経営者コミュニティの運営を行っています。法人事業では、BAR経営、アポイント代行、採用支援がメインです。
経営者コミュニティは、現在130社が所属する会員制コミュニティです。毎日、日経新聞、読売新聞から経済ニュースのピックアップと所感、お役立ち情報1分ラジオをセットで配信しています。さらに、YouTubeで経済解説動画を毎日配信し、毎週水曜日にはお茶の水で対面の勉強会を開催しています。
場所にもこだわっていて、昌平坂学問所の隣、松下村塾ゆかりの地にあるビルの2階を借りています。波動が高く、学び合う場所にふさわしい環境を選びました。
アポイント代行は、固定費削減、採用広告、採用営業、採用ブランディング、そして資金調達やM&Aなど幅広く行っています。
企業が抱える「お金に困っているか、人に困っているか」の2つの課題を解決することに特化しています。
幅広いサービスの取り扱いをしているからこそ、採用広告が必要なのか、採用営業なのか、採用ブランディングなのかを見極めて、最適な提案につなげています。
Q. 活動のきっかけを教えてください。
この事業を始めたきっかけは、33歳の時に発症したナルコレプシーという病気にあります。
当時、課長に昇進したばかりでしたが、過重労働で体が限界を迎えました。医師からは「会社を辞めてください」と告げられました。
そんな状態の中で、副業で月3万円稼げればいいと思い、動画編集を始めました。コロナの副業ブームもあり企業からの依頼が増え、4ヶ月後には月20万円を稼ぐように。クライアントが増え、「会社を辞めるか、クライアントを捨てるか」の二択となり、独立を選びました。
そして、2年半前に経営者コミュニティを立ち上げたのは、自分自身が我欲に走ったことで詐欺に遭い、全財産を失った経験があったからです。
そんな失敗をする人を増やしたくない。自分のような我欲人間を生み出さないために、コミュニティを作ろう。そう決意したんです。
会費は1,000円に設定しました。周囲からは「安すぎる」と怒られましたが、より良いものを作りたかったんです。
Q. 現在大事にされていることを教えてください。
私が最も大切にしているのは、ずっと支えてくださっているお客様を何より大切にすることです。
独立してすぐの時から仕事を頼んでくれている方、いつも信頼して任せてくださる方には、どんな条件の案件でも引き受けます。利益がほとんど出なくても、いつもお世話になっているから。それでいいんです。
この考え方の原点は、工務店を営む父の姿です。父は「嘘をつくな」「目の前のお客さんに真摯に向き合え」「金に飛びつくな」と言い続け、長年のお客様を何より大切にしていました。正直、父は嫌いでしたが、どこかに尊敬があったんでしょうね。
また、20歳の時に会社で出会った先輩から「男は愚痴を言うな。結果で語るぞ」と叱咤され、25歳の時の別の先輩からは「変わりたいなら、俺が教える」と言われ、1年間徹底的に育ててもらいました。
父や先輩たちの教え、そして先輩方から学んだ、
目の前のお客様を大切にすること。
嘘をつかないこと。
学び続けて良いものを作り続けること。
これらが私のモットーです。
Q. 今後のビジョンについて教えてください。
2032年、鹿児島県知事選に出馬する。これが、私の明確なビジョンです。
私は鹿児島県の田舎、鹿屋市の出身です。鹿児島は、インフラも病院もない地域が増えています。若者が流出し、県全体が衰退している。でも、これは自ら招いたことなんです。
鹿児島の人は、鹿児島のことを知りません。鹿児島の人が敏感なのは、東京や大阪で流行っていることです。「あれをやったら金儲けできるんじゃないか」という下世話な発想しかない。だから、経済が成長しないんです。
私がやりたいのは、歴史教育です。鹿児島が自由の拠点であったこと、維新の歴史を伝えること。そうすれば、人口流出が止まり、一度出た若者も必ず帰ってくると信じています。
そのためには、民間では限界があります。前澤さんくらいの資金力があればできるかもしれませんが、政治家の方が効率が良いと判断しました。
事業は、2032年までに売却します。今やっているアポイント代行やコミュニティ運営で実績を積み重ね、「営業経費を30%下げながら売上も上げる」というモデルを確立して、事業を売却。その資金を元に、政治家としてのキャリアをスタートさせます。
また、東京で修行を積んだら、地方でもこの事業モデルを展開したいと考えています。地方は信用がとても重要ですし、失敗したら一瞬で終わる厳しい世界です。でも、それを楽しみながらやる。そう決めています。
メッセージ
フリーランスや個人事業主を目指している方に伝えたいのは、生き急がないことです。
夢は絶対に叶います。でも、夢ばかり持って会社を辞めるのは危険です。人生はそんなに簡単じゃない。
まずは、2つの軸で走らせてみてください。会社員を続けながら副業でお金を稼ぎ、うまくいったら独立する。それで十分です。最初から振り切るのではなく、お金をしっかり貯めてから、やりたいことをやる。その方が幸せになれます。
悪い大人はいっぱいいます。「全部置いてこっちに来い」と言う人もいますが、そんなに簡単にはいきません。
人生は楽しく生きましょう。会社員は、人の言うことを聞かなくてもOKです(もちろん、会社のルールは守りましょう)。自分の人生を大切に、楽しく、自分らしく生きてください。
そして、ずっと支えてくださっているお客様を大切にすること。目の前のお客様に真摯に向き合うこと。嘘をつかないこと。それが、長く続く事業の秘訣です。
誠実な姿勢と「まずは他者貢献」という利他の精神。その信念こそ、人を惹きつける源泉だと感じました。
田島 昭太(たじま しょうた)
生まれ 1986年
活動拠点 東京
元自衛隊幹部の新人生伴走コーチング
1億2000万人の月曜日を豊かに
ずっと支えてくださるお客様を、何より大切に
自分が心から良いと思える情報提供を
感動を届け続ける
心に余裕をウミダス 
